Muji Blog

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Google Cloud Platform (GCP)で解析環境/開発環境を構築する(1日目)

背景

一言で言うと,自宅PCと大学PCとでそれぞれ環境を構築して解析するのがめんどい。

ということで,クラウド上に解析環境/開発環境(以降,”環境”と書きます)を構築して,どこからでも環境にアクセスして作業できるようにしたくて調べたところ,GCPが手頃なことがわかりました。

GCPの手頃だと思うポイント

  1. Googleアカウントでログイン可能
  2. 従量課金制で使用しないときは一切お金かからない
  3. 毎月固定の使用量上限以内であれば無料

他のVPNサービス等見てみると,毎月固定で数千円〜数万円かかるので,これらにはさすがにぺーぺーの研究者には手を付けられない。

というわけでGCPを使って環境を構築することにしました。

※あとから分かったのですが,GCPにはすでにdockerが入っているので,GCPの中にdockerコンテナを立ててしまえば多分やりたい放題なので,そういった魂胆もあって進めています。

目標

ローカルで動作確認済みの解析ツール(dockerfile付き)をGCP仮想マシン上で実行する。

ローカル側環境

Mac Book Pro (2020, Apple M1)
mac OS BigSur 11.2.1

GCPの登録〜仮想マシンの立ち上げまで

以下のページを参考にしました。
qiita.com

GCPに登録してVMインスタンスを作成するとブラウザ上でssh接続してコンソールが立ち上がります。

上記のページの中で特に,以下のコマンドでポートを変更する作業はセキュリティ上とても大事なので,こちらでもメモします。

sudo sed -i -e "s/#Port 22/Port 変更したいポート番号/g" /etc/ssh/sshd_config

その後,GCP内でファイアウォールルールを追加し,変更したポートをtcpに追加します。

sudoコマンドが使えるので権限で困る作業もなさそうです。
(なお,sudoコマンドを使った際にパスワードは求められません。)

問題点

GCPを使う上でgcloudが使えると何かと便利なのですが,現状(2/24)ではIntelチップ用のソフトしか配布されてないようです。
cloud.google.com

今後

ローカルからGCPのどこかに解析ツールをアップロードしてVMインスタンスから見れるようにする。