Muji Blog

いろんなトピックを備忘録的に発信していきます。トピック例:{画像処理、信号処理、心理学}

公認心理師試験対策:試験を受けての所感

はじめに

8/4(日)に公認心理師試験が終了しました。
試験終了後からtwitterや5ch、ブログなどで感想や解説など情報が飛び交っています。

私自身も記憶が風化しないうちに記録しておこうと思います。

形式的な側面

公認心理師試験は多肢選択式の試験です。
河合塾の分析速報では、4択が削られ5択が増えたとありますが、確かに5択が多いなという印象でした。
また、これは臨床心理士の試験でもそうでしたが、結構選択肢を削るのが難しかった問題も結構あったように思います。
(明らかな誤答とする解答があまり含まれていない)
これは私自身勉強不足だったという原因も大いにありそうですが。

第1回試験、そして追試では、読解が困難な問題も結構含まれていました。
正答に結びつけるだけの情報が不足しているような問題も見受けられました。
一方で、今回の試験では、問題そのものがおかしいというようなものは相対的に少なかったような印象を持ちます。

難易度について

上述のように、問題文や形式はある程度改善されたように思われます。
一方で、難易度は上がったなという印象を持ちました。
検査や治療・介入プログラムの略称が選択肢になっていることもあり、幅広く正確に覚えていないと混乱するような問題が多かったように思います。
本来は学部から修士過程にかけてじっくり勉強した受験生に向けた試験であることも考えると、妥当な難易度かなと思いました。

ただ、色々なところから解答速報が公開されていますが、各社で見解が違ったり、複数のバージョンが存在する(見解が変わる)ことを考えると、多肢選択式の試験にしてはまだ改善の余地のある問題ではあるのかなとも思っています。
複数解釈を許容するような概念や理論が多く存在する心理学の特性を考えると、ある程度は仕方のないことなのかもしれませんが…

その他雑感

過去の記事で、試験とはそんなに関係なさそうだと思いながら挙げたマガーク効果が試験の選択肢で出ていましたね(問81の①)。笑
このブログを見た方であれば、真っ先に選択肢を切り捨てられたのではないでしょうか。
ちょっとは貢献できたかなと勝手に嬉しくなっていました。

では、以上です。